セレックシステム

  セレック(CEREC)システムとは

これまでの治療では、粘土状のもので歯型を取り、その歯型を使用して模型を作り、歯科技工所の歯科技工士が詰め物や被せ物をつくるといった手順が一般的でした。しかし、セレック(CEREC)システムによる治療は、これまでの方法とは全く異なり、粘土の型取りではなく「3D光学カメラ」を使用して歯の撮影(スキャン)を行います。このスキャン情報をコンピューターで処理し、それを元に、詰め物や被せ物を設計して、当院待合室にも設置されているミリングマシン(3Dプリンターのような機械)でセラミックの歯を削りだして作ります。このセレック(CEREC)システムでは、1本の歯から、複数の歯が連なったブリッジまで対応可能です。

  セレック(CEREC)の特徴

【1】治療がスピーディー!

通院1日・最短1時間での治療も可能です。
従来の型取りをする際の不快感を味わうことなく、3Dカメラで歯をスキャンし、その場で設計、加工します。 セレックシステム オムニカムでは医院内で修復物の作製ができるため、大幅に時間短縮を実現します。

【2】身体にやさしいセラミック

金属アレルギーの心配がない、生体親和性の高いセラミックは、変色の心配もなく、見た目が自然できれいです。

【3】修復物が長持ち!

セレックで使用するセラミックは高い耐久性があり、長持ちします。


  セレック(CEREC)の流れ


①お口の中を専用のスキャナーを使用して、光でスキャンします。

②スキャンデータは、即時、リアルタイムに、セレック本体のモニターに映し出されます。

③光が当たった部分がスピーディーに形となってモニターに現れてきます。

④タッチパネルなので、歯科医師はモニターに触れて、様々な角度に動かしお見せ出来ます。

⑤ミリングマシンにセラミックブロックをセット。

⑥ミリングマシンがセラミックの歯を精密に削り出します。

この一連の工程は全て当院で完結するため、歯科技工所に依頼したりすることがありません。つまりセラミックの歯を作る中間費用が発生しない形になるため、通常高額になるセラミックの歯をこれまでと比べて安価に提供することができます。

  セレックプライムスキャン

当院では、さいたま市で、2019年7月に発売された「セレックプライムスキャン」をいち早く導入しました。

セレック新モデル、セレック プライムスキャン

CEREC CAD/CAM solutions
3D デジタルソリューション デジタルカメラによる精密印象 デジタル歯科診療

現在歯科において多くの治療場面でデジタルソリューション化が進んでいます。セレックもその一つで、デジタルで撮影した型取りを機械が削り出してくれるというシステム(CAD/CAM)です。既に当院でも「セレック オムニカム」 を導入しておりますが、さらに進化したセレック プライムスキャン を追加導入しました。セレック プライムスキャンは、AIテクノロジーを搭載した2019年7月に発売された新モデルのセレックシステムになります。セレック プライムスキャン、セレック オムニカム の口腔内スキャナーとともに、セラミックを削り出してくれるミリングマシンも増設しましたので、治療時間を短縮し、スピーディーに精密なデジタル歯科を提供いたします。


セレック オムニカム

セレック プライムスキャン