入れ歯Q&A

入れ歯の種類にはどのようなものがありますか?

総入れ歯と部分入れ歯があります。入れ歯の材質が樹脂(レジン等)だけのものと一部金属を使ったものに分けられます。装置には

①レジン床義歯、
②アタッチメント、
③磁石式、
④二重冠型、
⑤ノンクラスプデンチャー・フレキシブルデンチャー

などがあります。

入れ歯は目立ちますか?

部分入れ歯の際、口元から小さく金属が見えてしまう場合があります。ノンクラスプデンチャー・フレキシブルデンチャー、磁石式、アタッチメントを用いた義歯なら目立たない入れ歯が可能です。

できれば入れ歯にしたくないのですが、入れ歯以外の方法はあるのでしょうか?

口腔内の状況によりますが、インプラントによる方法があります。

入れ歯にしたら口臭が気になります。どうしたらよいのでしょうか?

入れ歯の材質であるレジンは吸水性があるため、食物の水分や唾液が吸収され、嫌な匂いが付きます。対処法としては、入れ歯専用歯磨きを用いてよくみがいて、義歯洗浄剤の漬けおき洗いを行うと効果的です。その他、吸収性の少ないポリカーボネートというレジンよりも吸収性の低い樹脂を使用した義歯にすることでも、口臭を抑えることもできます。

使っている入れ歯が合わなくなったら?

まず歯科医院にて不適合部分を調整いたします。市販の義歯安定剤でご自分で調整するのはお勧めできません。

入れ歯を長持ちさせるにはどうしたらいいでしょうか?

定期的に検診することが長持ちの秘訣です。 また、一日中入れ歯をはめておくと歯ぐきが疲れますので、歯ぐきを休めるために寝るときは取り外しましょう。

入れ歯を汚れたまま使用しているとどうなりますか?

不衛生な入れ歯を使用していると、デンチャープラークの影響で歯ぐきの炎症、歯周病を起こしたり、口臭が発生しやすくなります。また、部分入れ歯の場合はバネの金具のかかっている歯に汚れがたまって、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。 特に介護の必要な方や体力の低下している方は、このデンチャープラークが食物の残りかすや唾液とともに誤って肺に入り、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。 入れ歯をはずして、しっかりと清掃する習慣をつけましょう。

入れ歯を熱湯で消毒しても大丈夫ですか?

入れ歯は熱湯で消毒すると変形する可能性があります。絶対に熱湯をかけたり、漬けたりしないでください。水洗いだけではデンチャープラークを取り除くことは難しいので、義歯洗浄剤および入れ歯専用歯磨きを用いて洗浄することをお勧めします。